当サイト管理人は今年でWEBデザイナー歴7年目、フリーランス歴3年目です。
そろそろ直受け案件を増やしたいところですが、現状は代理店さんや制作会社からの業務委託が多いです。
そんな業務委託での仕事の進め方をご紹介します。
その前に業務委託とはなんぞや
業務委託とは、企業と雇用関係のない外部の企業もしくは個人が仕事を引き受ける契約形態のことを言います。業務内容、費用、期限などを事前に取り決め契約を行った上で、業務を進めていきます。
クラウドテック
https://crowdtech.jp/blog/?p=3163
WEBデザイン業務委託の作業内容
一言で委託と言っても、仕事内容や作業範囲は人によって様々です。
私の場合、いわゆる委任契約が主なのですが、作業内容として多いケースが
- 打ち合わせ同行
- デザイン
- コーディング
- WordPress組込(案件によって)
- テストアップ
です。制作会社で用意している独自のCMSへ組み込む場合もあります。
保守や分析、サーバー・ドメインの管理は委託だと受けることは少ないです。
ディレクションから私がする事もありますが、基本的には委託者側企業にディレクターを置いてもらいます。
打ち合わせは多いときで3回ほど同行することがあります。少なければ最初の一回のみのときもあります。
制作するWEBサイトの多くは、5〜30ページほどのボリュームで、中小企業のコーポレートサイトやリクルートサイトです。
打ち合わせで話す事
打ち合わせ前の段階で、すでにサイト全体のおおまかな予算感・ページ数・スマホ対応などは決まっているとします。
基本的に打ち合わせは
- サイトを作りたい会社のWEB担当者
- 委託会社(代理店・制作会社)のディレクター
- 私(フリーランスWEBデザイナー)
の三方で行います。
まずは挨拶からの名刺交換。ここでは私は代理店・制作会社の社員を名乗ることが多いです。
全体の進行はディレクターさんが中心。場を和ませることから始まって、サイトの目的やサイトマップ、ページ構成などヒアリングしていきます。
その中で「サイトに動きをつけたい!」「個性的にしたい」など先方から様々な要望が出てきます。ここでデザイナーである私の出番!
要望を汲み取ろう
企業のWEB担当者と言っても、WEBに詳しくない人も沢山います。なので先方からの要望が同じ言葉でも人によって全く違う事を期待しているなんてザラにあります。
例えば「個性的なサイトにしたい!」という要望ひとつ取っても、ただ単にメインビジュアルをスライドショーにしただけで満足する人もいれば、ゴリゴリのパララックスを期待している人もいます。
経験を積むと、その人が普段どんなサイトを見ているか、年代や趣味、性格などからおおよそ要望の意図している事の察しはつくようになってきます。
しかし、こちらで勝手に決めず、曖昧な部分は齟齬のないよう細かくヒアリングしましょう。
その後に、次は私の方からWEBデザインに必要なことをヒアリング!!
絶対に聞かなければいけない事として、
- サイトの配色
- 全体のテイスト
- ロゴや写真などの素材提供
の3点は聞き漏らす事のないよう確実に聞いておきましょう。
WEBサイトの配色を決めよう
それなりの企業だとコーポレートカラーやブランドカラーなどを持っているので、そこから配色を決める事が多いです。
中小企業だとコーポレートカラーがない事もあるので、その際はこちらから提案してあげましょう。例えば、業種が金融系なら信頼感のある青、医療系なら優しい雰囲気の緑、子供向けなら可愛いオレンジ、と言った感じです。
緑ひとつ取っても色合いは沢山ありますので、参考サイトなど用意して見せてあげると分かりやすいです。
全体のテイストを決めよう
テイストも基本的には先方の要望に添いますが、特になければ参考サイトを見ながら提案してあげましょう。
- ターゲットとなる閲覧者の年代・性別
- サイトの目的
- 社長(裁量者)の好み
以上のことを加味して決めていくと良いでしょう。ターゲット年齢が若ければ流行りのレイアウトでオシャレに。女性なら可愛く。コーポレートサイトならしっかり目などなど…。
そして最後に挙げた社長(裁量者)の好みが重要です!
担当の方がどんなに気に入っても裁量権が無ければ全部ひっくり返されます。とくにワンマン社長の場合は気を付けてください。
最後に、次のフロー・スケジュールの確認をして終了。
案件がスムーズに進むよう、担当者に気に入ってもらえるような感じの良いお礼を言って解散です。
案件によってはその後ディレクターとお茶飲みながらプチ会議です。