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Webマーケティングとデジタルマーケティングに違いは?施策などを徹底解説!

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最近、何かと話題になることが多い「デジタルマーケティング」

デジタルマーケティングという単語を聞いたことがあっても、内容までを詳しく理解していない方も多いのではないでしょうか。

ビジネスをするには、マーケティング知識が必須です。マーケティングはお客様のニーズを引き出し、欲しいと思っている商品を生み出し提供したりすることでもあります。

自分で事業をしたりビジネスをしたりする際に、マーケティングを勉強したほうが成功しやすいためマーケティング=ビジネスと言われたりもします。

マーケティングにもいろいろな種類がありますが、今回は注目を集めているデジタルマーケティングについて紹介します。

「デジタルマーケティングって聞いたことがあるけど何かわからない」

「Webマーケティングとの違いが知りたい」

と考えている方に分かりやすいように解説します。

デジタルマーケティングの基本

マーケティングとは、売れる仕組みづくりを考える手法です。しかし、大切なのは売ることだけではありません。ユーザーに求められる製品やサービスを作ることや必要としている人に適切なタイミングで情報を届けること、価値体験を最大化してあげることなど、これらに必要なすべてのプロセスや戦略をマーケティングと言います。

デジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングは、マーケティング活動にデジタル技術やデジタルデータを掛け合わせた戦略や仕組みづくりのことです。

現在、デジタル技術の進歩で私たちのありとあらゆる行動がデータ化されて蓄積されています。単に知ることだけでなく、個人のデータを細かく取得できるようになったことで、1人ひとりにあった最適なアプローチをとることが可能になります。

例えば、Instagramなどでもよくある「おすすめの投稿」

これらも、個人のデモグラフィックや閲覧履歴、どんなWebサイトを日常的に見ているか、何に関心があるかなどのデジタルデータなどをもとに抽出されています。気になる内容やちょうど知りたかったことがおすすめ投稿としてレコメンドされるので、ついついSNSを見続けてしまったという経験をした方も多いのではないでしょうか。

このようにデジタルマーケティングはSNSやスマホを通していつも体験している消費コンテンツを元に行われます。そのため、今の時代背景とデジタルマーケティングはかなり相性がいいと言えるでしょう。

デジタルマーケティングが注目を集めた背景

新型コロナ感染症が流行しステイホームが推奨され、家にいる時間が長くなりました。それに伴いパソコンやスマートフォンなどを見る時間や、ユーザーがデジタルに触れる時間が長くなり、デジタルコンテンツの消費量が増加したことで、一気に注目度が加速しました。

代表的なのは、DX(デジタルトランスフォーメーション)による影響です。DXはデジタル技術によって新たな製品やサービスを生み出したり既存の業務の在り方などもデジタル化し創新したりすることを指します。

例えば、新型コロナ感染症の影響でリアル店舗でのサービス提供が難しくなってしまいました。その時に商品をインターネット上で販売してみたり、ネットで販売できる形態のサービスに作り変えた企業も多いです。これは売ることだけでなく、企業の在り方としても変化しており、リモートワークやWeb会議などの働き方の変化もありました。あらゆるものにおいて在り方をデジタル化する事をDX化すると言います。

デジタル化したところで、急に商品やサービスが売れることはありません。そのため企業にとって今後、生き残っていくためにもデジタルマーケティングが欠かせなくなってきていると言えるでしょう。もともと注目を集めていたデジタル化に、世の中の変化でさらにデジタルマーケティングの重要性も加速しています。

このように世の中の変化やユーザーの行動が変わったことによってデジタル上、Web上でマーケティングを行うことが、オフラインマーケティングを行うよりも消費者との接点が持ちやすく有効な手法になりました。

デジタルマーケティングのメリット

小規模な会社や個人事業主は大企業のように資本力がないので大規模なオフラインマーケティング(Web上以外の施策)を実施するのが難しく、効率が悪くなってしまいがちです。

オフラインマーケティングにおけるコストのほとんどは広告宣伝費に使われていることが多く、テレビCMやイベントなど、莫大なコストが必要です。そのため、オフラインマーケティングを実施するにはコストや工数が多くかかってしまい、小規模な会社や個人事業主などは実施するのが難しいのが現状です。

そこで必要となるのがデジタルマーケティングです。

Web上でマーケティングを完了し、コストがかかりにくいというのがメリットの1つです。そのため、大企業はもちろん小規模な企業や、個人事業主にとってもデジタルマーケティングはコストをかけずにユーザーにあった最適なアプローチをすることが可能になります。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違い

Webマーケティングは聞いたことがあっても、デジタルマーケティングとの明確な違いが分からない方も多いのではないでしょうか。同じ意味だと思っている方もいるかもしれませんが、内容は異なります。

Webマーケティングの特徴

簡単に説明すると、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一種です。

「Webサイト」に特化したマーケティングをWebマーケティングと呼びます。Webサイトのコンテンツを充実させ、サイトの訪問者を増やしたり自社の商品やサービスをWebサイトを通じてどう販売していくのかを施策していきます。

具体的な施策として、SEOやブログのコンテンツ制作、運用型広告の利用、Webサイトの改善などが挙げられます。

そのため、デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いは、対象として扱う範囲が異なることと言えるでしょう。

デジタルマーケティングの特徴

デジタルマーケティングはWebサイトの世界にとどまらず、デジタルで得られるあらゆるデータやタッチポイントを活用して行われるマーケティングです。

デジタルマーケティングは自社のWebサイトだけではなく、SNSやメールの情報、動画マーケティング、購買のデータなどのデジタル情報を活用して施策を考えます。

そのため、デジタルマーケティングを行うにはそれぞれ専門性を持ったスペシャリストが必要です。

・デジタル上で取得したデータをリアルに活用できるスペシャリスト

・Webマーケティングの王道であるSEOに特化したスペシャリスト

・SNSマーケティングに詳しいインフルエンサー

・メールマーケティングのデータを分析できるスペシャリスト

・YouTubeなどの動画マーケティングのスペシャリスト

このように、扱う範囲が広いためデジタルマーケティングでは多種多様な知識が必要です。

デジタルマーケティングの具体的な施策

デジタルマーケティングと一言で表しても、その施策は多岐に及びます。自社で扱う製品やサービスなどと照らし合わせて、有効な施策を見つけることが大切です。

1.Webサイトの作成

デジタルマーケティングの施策として、1番に挙げられるのがWebサイトです。Webサイトを作成する目的は、自社の製品やサービスを公式Webサイトとしてアピールしていく中で購買につなげることです。ここで重要になってくるのは見た目のデザインなど、イメージ先行のWebサイトを作成するのではなくUI/UXを意識し、サイトの導線を整えてユーザーの購買意欲をアップさせるようなWebサイトを作成することです。

Webサイトは作成したら終わりではありません。

ユーザーがどのページを見ているのか、どのページに長く留まっているのか、どのページで離脱しているのかなど訪れたユーザーの行動を分析して、Webサイトの改善を重ねることが大切です。

2.SEO

SEOは検索エンジン最適化と言われており、作成したWebサイトを多くのユーザーに見てもらえるようにするための大切な施策です。

例えば、インターネット上で何か調べる場合、検索窓に検索キーワードを入力します。多くの人は上位に表示されているWebサイトからクリックしていきます。そのため、Webサイトを作成した後に上位表示させるための改善を重ねていく必要があります。

Webサイトは作成して完成ではなく、ユーザーに見てもらわなければ意味がありません。まずはWebサイトを多くの人に知ってもらい、たくさんのユーザーに訪れてもらえるようなWebサイトにするためにSEOに力をいれることが大切です。

3.ブログやオウンドメディアなどのコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングはお客様のタメになるような情報を発信することで信頼を獲得し、購買意欲につなげるマーケティング手法です。

Webサイトは自社の製品やサービスのアピールポイントを伝えたり、SEOを意識してコンテンツを作成することが大切です。しかし、それよりももっと大切なことはユーザーの課題を解決することです。課題を解決に導いてくれたWebサイトはお客様の信用を獲得でき、何回もリピートして訪れてくれるような顧客になる可能性を秘めています。信頼を得るという面で考えても、コンテンツマーケティングは長期的に見て有効なマーケティングです。

4.デジタル広告

SEOやコンテンツマーケティングはアウトソースしなければ費用はかかりません。このように自分で完結していくマーケティング方法をオーガニックマーケティングと言います。

オーガニックマーケティングのメリットとしてコストが掛からないといった事が挙げられますが反面、効果が出るまでに時間がかかってしまうことが多いです。

そのため、早く効果を出したい場合にはコストがかかっても、デジタル広告を打つことも選択肢の1つとして検討することをおすすめします。

デジタル広告も種類はたくさんあります。

代表的なもので、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告・アフィリエイト広告です。

デジタル広告は、ターゲットを細分化でき効果測定できるといった特徴があります。デジタル広告ではトラッキングするのが非常に簡単になり、公開している広告を何人が見て、どのボタンをクリックしたか、そこから何人が商品を購入したかなどを確認できます。そのため、いくらで広告を導入して、いくらのリターンがあったのかを把握しやすくなります。デジタルで広告を打つのは、デジタルマーケティングの効果的な手法の1つと言えるでしょう。

5.メールマーケティング

既に会員登録をしているユーザーや顧客に対してアプローチをしていく場合に、メールマガジンなどを通して関係を築いていく手法も現在人気が出ています。そのなかでもメールマーケティング手法の1つであるニュースレターは、海外では特に一般的です。

メルマガは企業の商品やサービスなど、企業が伝えたい情報だけが詰まっています。そのため、メルマガは宣伝っぽくて配信解除したいと思っているユーザーも少なくありません。しかしニュースレターはそれ自体で内容として完結しています。

そのため、従来のメルマガのように購買を促進したり、単にWebサイトのリンクを踏んでもらうためのツールではなく、今から顧客になるであろう見込み顧客に対して有益な情報を発信していきます。それにより、長期的な関係を築いていく事が可能です。

7.SNSマーケティング

SNSはビジネスをするうえで欠かせないコミュニケーションツールです。ユーザーとコミュニケーションをとることができ、かつリアルな声を聞くことができます。

そのため、企業が公式SNSをもって発信することは当たり前になっています。公式サイトでは発信していないような裏側の情報や、マル秘情報などをSNSで発信することで共感がうまれファンが増えていく仕組みを作ることができます。

その際、どのSNSで発信していくかも重要なポイントです。テキスト型で発信をしていくTwitterであったり、画像ベースで発信をしていくInstagram、記事ベースのnote、動画ベースのYouTubeなど、どの分野のSNSを選択するかは自社で扱っている製品やサービスとの相性を考えて選択しなくてはいけません。またSNSによってユーザー属性は異なります。男女比や、年齢比など、自社の製品やサービスのターゲットとあわせて選択するようにしましょう。

接点を増やすという意味ではすべてのSNSを運営するのが一番ですが、まずは相性の良さそうなSNSに絞って発信してみてもいいかもしれません。

まとめ

デジタルの世界は直接会って営業をする場合と比較して、少しでも求める内容と違っていたり、興味がなかったら即座に離脱されてしまいがちです。そのためユーザーが求めているものを的確に応えて、かつ定めるゴールに誘導することが大切です。

デジタルマーケティングでは、ユーザーの行動から得られた行動データなどを分析し、効果検証する事が可能です。また集めた情報や行った施策はストックになります。

メールやアプリ、SNSなどは顧客リストがあれば、いくらでも無料で通知できます。また、コンテンツにおいても質の高いページを増やした分だけ、半永久的に集客ができます。

デジタル広告に関してもトラッキングデータの蓄積でターゲティング制度が向上します。

そのため、中長期でのコスパが非常に高く、デジタルマーケティングの手法にきちんと向き合うことで広告費などのコストを無駄にせずに活用できると言えるでしょう。

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この記事の監修者

マトレルナレッジ管理人

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