美容室のホームページを作成する際の5つのポイント【費用相場もご紹介】
「美容室のホームページを制作したいが、どのポイントに注意すべきか」
「美容室のホームページ制作の費用の目安はどのくらいか」
とお考えの方も多いでしょう。
美容室のホームページを作成するメリットとして「まだお店を知らない方に知ってもらえること」「集客率のアップが期待できること」の2点が挙げられます。
厚生労働省によると、令和元年の時点で日本にある美容室は25万軒以上とされており、誰もがインターネット上で気軽に見ることができるホームページを制作できれば、お店の知名度を上げることにも繋がるでしょう。
しかし、実際に美容室のホームページを制作する際「どうやって制作するのか」「メリットを高めるポイントはあるのか」「費用は高いのか」など気になる方も多く見られます。
本記事では、美容室のホームページを制作する際に意識すべき5つのポイントと、費用相場について詳しく解説していきます。
美容室のホームページを制作する際の5つのポイント
美容室のホームページを制作する際に意識すべき5つのポイントは次のとおりです。
- SEO対策を必ず行う
- 美容師などスタッフの顔写真を掲載する
- 美容室の強みを明確に打ち出す
- 問い合わせまでの導線を分かりやすくする
料金プランを掲載する
SEO対策を必ず行う
美容室のホームページを制作する際のポイント1つ目は「SEO対策を必ず行う」ことです。
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」のことを指します。
SEO対策とは、Google対策とも呼ばれ、Googleの検索エンジンから自身のホームページに訪れる人を増やすことで、集客などの成果を向上させようとする施策です。
美容室のホームページを制作することによって「集客率を向上させたい」「自社の認知度を上げたい」と考えるのであれば、SEO対策は必須と言えます。
SEO対策を行うことにより得られるメリットは次のとおりです。
- 中長期的なアクセスが見込める
- お店への集客率が高まる可能性がある
- 自社のブランド向上
- 自社への信頼性が高まる など
検索上位にあるホームページは、特定のキーワードを検索した方々の目に留まりやすく、結果的に中長期的なアクセスによる流入率が高まります。
中長期的にアクセスを集められれば、見込み客に対して「お店に行ってみようかな」と来店を喚起できます。
他にも、SEO対策によって検索上位を継続できるようになれば、自社のブランドを広く認知させる効果も期待できます。加えて「検索上位=信頼できる」という認識をもたれやすくなるでしょう。
ただし、初めてSEO対策を検討している方には見落としやすいデメリットもあります。
[SEO対策のデメリット]
- SEO対策で期待できる効果を出すためには一定の期間が必要となること
- 検索順位が決定される仕組みや検索アルゴリズムなど知っておくべき情報が多いこと
まず、SEO対策はすぐに効果が期待できるとは限りません。
一般的に、SEO対策による効果が期待できるまでには「新規のホームページやウェブサイトを制作した場合は約1年」「既存であっても約3ヶ月〜6ヶ月」の期間が必要です。
SEO対策が効果を発揮するためには、長期的な視点でSEO対策を行っていく必要があります。
次にSEO対策では「検索エンジンの仕組み」や「検索アルゴリズム」「外部的・内部的な対策」など事前に知っておくべき情報が多く、初めてSEOに触れる方には難しいと感じるでしょう。
SEO対策で得られるメリットはとても大きいですが、上で解説したような見落としやすいデメリットもあるため、まずは専門家へ相談してみることをオススメします。
美容師などスタッフの顔写真を掲載する
美容室のホームページを制作する際のポイント2つ目は「美容師などスタッフの顔写真を掲載する」ことです。
スタッフの顔写真を掲載することは、お客様の来店意欲を高めるために大切なポイントです。
例を挙げると、近年美容師の方々がSNSアカウントで「お店やスタッフの雰囲気」を撮影して投稿するケースが増えています。
単純にお店の紹介として利用できるだけではなく「写真の美容師さんは信頼できる」「自分が求めるヘアスタイルにしてくれるのではないか」など、お客様の興味と関心を惹く効果が期待できます。
お客様によって美容室に求めるニーズはさまざまですが、笑顔で映るスタッフの顔写真があるだけで、安心して髪の毛をお任せできると潜在的に思ってもらえる可能性が高まるでしょう。
他にも、美容室を探すお客様が複数のホームページやサイトを見るとき「文字だけが羅列されたホームページ」と「お店の写真やスタッフの顔写真が掲載されているホームページ」では、後者の方が選びやすく感じるでしょう。
腕に自信がある美容師でも、お客様の興味と関心を惹けなければ意味がありません。まずは、美容室全体と美容師の知名度を高めていくことが集客率向上に必要なのです。
美容室の強みを明確に打ち出す
美容室のホームページを制作する際のポイント3つ目は「美容室の強みを明確に打ち出す」です。
冒頭で解説したとおり、日本には25万軒以上の美容室があります。
豊富な美容室の中から自分のお店を選んでもらうためには「この美容室の強みは何か」「他の美容室と何が違うのか」をお客様へ明確に伝えなければなりません。
例えば「エリアにある美容室の中でカットが最もリーズナブル」「ヘアカットの大会で優勝した美容師が在籍している」など、他の美容室よりも勝っている強みを的確に打ち出すとより集客効果が高められます。
注意すべき点として、強みを打ち出す際は具体的な内容にする必要があります。
- カットが安い→どの位安いのか、具体的な料金体系を掲載する
- 人気の美容師が在籍している→なぜ人気なのか、何か実績があるのかを明文化する
ホームページ内で、美容室の強みを具体的に伝えることにより、お客様の興味と関心を惹き、Googleに「価値のある情報」と認識させられます。
問い合わせまでの導線を分かりやすくする
美容室のホームページを制作する際のポイント4つ目は「問い合わせまでの導線を分かりやすくする」です。
導線とはホームページに訪れた方々を最終的な目的地に導く道順を指します。
美容室のホームページであれば、興味と関心を持ったお客様が問い合わせまで行きつくために必要な道順のことです。
ホームページを制作する際は、訪問したお客様が問い合わせまでスムーズに移動できるよう設計する必要があります。適切な設計はお客様にもホームページを運営する側にも利点があります。
- お客様→ストレスなく問い合わせまでたどり着ける(問い合わせの数が増える)
- 運営側→集客率の向上につながる
ホームページの内容がごちゃごちゃしていてわかりにくいと、美容室に興味や関心を持っても「よくわからないから他の美容室を選ぼう」とお客様の意識を外へ向けてしまう原因に繋がるでしょう。
大切な新規のお客様を逃してしまう可能性があるため、ホームページ制作の際はプロによるアドバイスを受けながら丁寧に導線を引くことが大切です。
料金プランを掲載する
美容室のホームページを制作する際のポイント5つ目は「料金プランを掲載する」です。
ホームページを見た結果、美容室に興味と関心を持ってもらえても、料金プランが掲載されていない状態だと予算の計画が立てられません。
「料金が書いていないということは高いからなのかな」「どうして料金がないのだろう。怪しい」など、お客様へ不信感を与えることにも繋がるため、必ず料金プランを掲載しましょう。
また料金プランを掲載する際は、お客様が内容を理解できるように詳しく書くことが大切です。
- ロング料金が〇〇円:肩から腰あたりまでの長さにはロング料金が〇〇円かかります
- 料金プラン〇〇円:料金プランには「カット」「シャンプー」「ブロー」込みですなど
お客様は、初来店キャンペーンなどお得に利用できる美容室を探していたり、今後長期的に利用できる美容室をを探していたりと目的は人それぞれです。
料金プランと異なった内容や勘違いされるような内容を記載すると、お客様と美容室側でトラブルに発展し、信頼を失う可能性があるため、注意しましょう。
美容室のホームページ制作の費用相場は?
次は実際に美容室のホームページ制作にかかる費用の相場を解説していきます。
ホームページ制作の費用の内訳は、下記のとおりです。
- 制作費用
- 保守費用
それぞれの相場を踏まえ、詳しく解説します。
制作費用相場
ホームページの制作費用相場は「どこに」依頼するかによって異なるでしょう。
依頼先 | 制作会社 | 広告代理店 | フリーランス |
制作費用相場 | 小中規模:100万円〜300万 大規模:100万〜 | 約100万前後 +2〜5割の仲介手数料 | 約30万円〜50万円 |
依頼するメリット | ・クオリティの高いホームページ作成が可能 ・立案〜メンテナンスまで一貫して対応してもらえる | ・広告を入れた運用に強い ・コンバージョンなど業界知識に強い | ・料金の安さはダントツ ・コミュニケーションが取りやすい |
依頼するデメリット | ・依頼先によっては高額になる ・ホームページ作成に伴う別途料金が発生する可能性がある | ・費用が高額になりやすい ・外注に依頼しているケースが多い (要望が伝わりにくくなる) | ・信用できる人材か見極める必要がある ・アフターサポートに弱い可能性がある ・フリーランスは個人で受託するため、進行管理に難が生じたり進行自体が進まなくなったりするリスクあり ・個人の受託であるためデザインの相性が自社の求めるクオリティに届かない場合はリプレイスを検討する必要あり |
※2023年7月時点
制作会社はWeb業界に関する知識と実績が豊富でクオリティの高いホームページ制作が可能です。
また培ったノウハウを活かした立案から完成後のメンテナンスまで一貫して任せられます。
ただし、ホームページ制作の規模によって料金は大きく変動することや、記事内にスクロール機能を設置するなど技術的な作業を追加する場合、予想以上に費用がかかる可能性もあるでしょう。
次に、広告代理店は制作会社と同じく長年Web業界で活躍しており、コンバージョンなどWebマーケティング知識も豊富です。ホームページ内に広告を挿入して収益化させることもできます。
ただし、費用相場が100万円前後プラスαに加えて、2〜5割の仲介手数料が必要となるケースも多いことや、実際にホームページ制作を担当するのは外注が多く、ホームページ制作に対する依頼者側の要望が伝わりにくい可能性も考えられます。
最後にフリーランスは会社や団体に所属せず、自由に仕事を選んで契約する方々のことです。
高度な技術力と知識を持っている方も多い中、費用相場は最もリーズナブルとなっています。
また、依頼者とホームページ制作を請け負うフリーランスで直接密にコミュニケーションが取れるため、要望が伝わりやすく、初めてのホームページ制作であればフリーランスでも十分でしょう。
ただし、会社に所属しているわけではないため「納期を守ってもらえるか」など本当に信用できる人材かを見極める必要があります。特に「先払い」を指定してくるフリーランスの中には、支払いが確認されたら姿を消してしまう方や、料金に見合わないクオリティで納品してくるケースも。
他にも、ホームページに何か不具合が生じた際などアフターサポートまで担当してもらえるのかという点もフリーランスならではの懸念点でしょう。
メンテナンスは定期的に行わなければならないため、フリーランスの廃業や担当していた方が仕事を請け負えない状態になってしまった場合どう対処するかなど、事前の対策が必要です。
保守費用相場
次はホームページ制作後に発生する「保守費用」の相場を解説していきます。
保守費用とは、これからホームページへ訪れる方々が安心して活用できるよう、ホームページを制作した会社にお金を支払って定期的にホームページを修正・改善していくことを指します。
ホームページは制作すれば終わりではなく、定期的なセキュリティチェックや訪れた方の動線(ホームページに訪れた方がどのような動きをしていたか)から新たなSEO対策を講じるなど、しなければならないことがたくさんあるのです。
保守費用に関して、呼び方は企業によって異なり「保守サーバー管理費」や「保守サービス費用」と呼ぶ場合もありますが、同じ意味です。
依頼先 | 制作会社 | 広告代理店 | フリーランス |
保守費用相場 | 2万円〜5万円 | 2万円〜5万円 | 2万円〜3万円 |
※2023年7月時点
ホームページ制作費用と比べると、保守費用相場はそこまで大きな違いはありません。
ただし制作も含めて言えることですが、フリーランスの場合は1人で制作や保守運用を行うケースが多いため、もし仮にフリーランス個人で対応できないリスクが発生した場合、数時間〜数日間はサイトが動かなくなる(表示されなくなる)リスクがあることを忘れてはいけません。
また、上述した通りフリーランスが提供するデザインが自社の求めるクオリティに達しない場合は、1から別の制作会社やフリーランスを探す必要が出てきます。これらのリスクや自社の労力を踏まえると、基本的には制作会社に保守運用まで一気通貫で任せるのがおすすめです。
なお、保守運用の注意点として、ホームページのページ数が多い程かかる費用も高額になります。
何らかの障害が生じた場合の対処を行う場合、さらに費用がかかるケースもあることを考慮して、予め「保守運用まで安心して任せられるか」を制作会社の選定基準の1つに据えましょう。
美容室のホームページ制作ならマトレルへ
本記事を監修している「マトレル」は、ホームページ制作の立案から制作後の保守作業まで幅広く対応しています。
多くの企業様からの依頼を受け、さまざまなジャンルでのホームページ制作を担当している実績があります。
「美容室のホームページを制作したい」「過去に自分でホームページを制作したけれど集客率が上がらない……」などホームページ制作に関するご相談やご要望は気軽にお問い合わせください。